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親友だと思ってた奴が彼氏になった件wwwwww


1:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 20:41:31.98 ID:ar1i88Rd0

タイトルそのまま
バイ同士の話だが、腐女子はお断りだぜ


3:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 20:43:47.23 ID:X+Ime6+z0

何がどうしてバイになってしまったのか
まずはそこから聞こうか


4:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 20:47:02.94 ID:ar1i88Rd0

この話VIPで書いていい?と許可を取ってるので割りと際どいことも書くが、なるべく特定される要素は省いて書かせてもらう、了承してくれ

とりあえず話は俺が高校に入学したとこから始まる。
地元から遠い進学校に入ったのでおばあちゃんと2人暮らしだった。
おばあちゃんは普段はテレビ見たり、近所の俳句の会に出たりしてほとんど家にいなかったから、実際朝起きたときと夕方以降俺が帰ってくる時間にしかいなかった。




5:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 20:50:42.80 ID:ar1i88Rd0

入学当初、とりあえず同じクラスの奴に話しかけようと思ったんだがうまく馴染めなくて、最初のころはずっとボッチだった。
んで、廊下で女子の集団と一緒に(漫画のハーレムみたいだったからよく覚えてる)
当時まだ知り合う前の友人、名前を仮にKとするけど、そいつがいた。

Kはジャニーズ系の爽やかなイケメンだった。割りと都会の方なので
垢抜けた奴は多かったが、Kはかなり遊び慣れてそうだけど清潔な感じ?
このニュアンスがよく伝わるかわからんが、まぁそんな感じのやつだった


7:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 20:54:11.51 ID:ar1i88Rd0

「うーっす」
みたいな軽いノリでいきなりKに絡まれてキョドる俺

「えー?誰?知り合いww」
みたいな感じで女子も笑ってる。よく見るとどの女子も全然可愛くなかった。
こいつ入学して2ヶ月くらいでもうこんなに女釣ってるのかよと思って最初の印象は悪かった


8:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 20:58:28.66 ID:ar1i88Rd0

いきなり「うーっすwww」と絡まれてビビる俺

周りの女子も「えー?知り合い?www」みたいな感じで笑ってる
よくみると周りの女が全然可愛くなかった。なんでこいつこんなの連れてるんだ?

しかも話しかけられたから
「あ、ども・・・」みたいな返事しか出来ない俺

「今日一緒に遊ばん?www」と誘われた。


10:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:00:35.90 ID:ar1i88Rd0

それで、Kといきなり遊ぶことになった。
こいつは誰でもこういうノリなのかな?と思った。

さっきまで連れてた女はついてこなかった。
なので、Kとサシで遊ぶことになった。

放課後に二人で、俺が行ったことのないような歓楽街みたいなとこに繰り出した。


11:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:04:38.47 ID:ar1i88Rd0

話すこともなくて気まずくなるだろうなー・・・と思ってたけど
そんなことはなく、Kは矢継ぎ早に俺に話しかけてくる。

普段何してる?とか近くに住んでる?とか彼女は?とか
とにかくインタビュアーばりに質問を繰り出してくる。
俺もそれに必死で答える。会話にはなってないけど
だんだんペースに乗ってきて、2時間ぐらいうろついてるうちに
かなりスムーズに話せるようになってきてた。


12:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:07:43.36 ID:ar1i88Rd0

でKがいきなり
「腹減ったなー、クレープ食べてぇ」と言い出したので
俺もついていくことにした。クレープ屋さんのとこに行くとかなり混んでる。
学校帰りの時間なので、知らない高校の制服の女子高生ばかりだった。
俺が携帯を見ながらぼーっと待ってると、Kがいきなり近くのやつに話しかけ出した。

あー知り合いかな?と思ってると
「え、ウケルーww」
「まじでまじで、でさー」
「名前なんていうの?」
「んー、Kだよーww」

ナンパしてた


15:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:11:12.59 ID:ar1i88Rd0

「こいつOっていうからwwww」(俺の名前はOとしておく)
「えーはじめましてーwww」
「ど、どうも・・・」

俺の苦手なギャルっぽい高校生だった。
てかこいつほんとに高校生か?コスプレしてるキャバ嬢じゃね?
俺はKという人間が全然わからなかった。

結局クレープを3つ買って(一つは女子高生におごってた)
俺とKはその日は遅くまでブラブラして解散した。
メアドを交換しないかと提案すると、電話番号だけ渡された。


16:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:13:54.62 ID:ar1i88Rd0

で、ある日夜中に電話がなりまくっておばあちゃんに起こされた。
「なんか非通知で鳴ってるよ、うるさいから切りなさい」と言われ
ほとんど携帯を使わない俺は、誰だよこんな時間に・・・と思いながらも電話に出た。

「おーwwwwwやっと出たかーwww寝てた?」 Kだった。

「寝てるし、かけすぎだろ・・・。」

「明日おれん家来いよwww」

「え?今日ってこと?」 3時ぐらいだった。

「駅で待ってっからwwwじゃwww」と言って、唐突に切られた。


17:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:17:52.60 ID:ar1i88Rd0

で、結局時間も指定されないまま駅に来いとだけ言われたので
8時ぐらいまで寝て、それからチャリで駅まで向かった。

駅の前に車が止まれるところがあるんだが、普段はタクシーがまばらにあるだけなので
一般車が止まってることは滅多に無い。しかも朝っぱらから。

そこに、バイクに跨ったKがいた。
ヘルメットを外してこっちに歩いてきた。

「おはようwww遅かったなwwww」
「あ~待たせたか、ごめん、どれくらい待った?」

「電話したときからここにいたよwww」
「え?マジで?」

かなり申し訳ないことをしたと思った。


18:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:21:35.20 ID:ar1i88Rd0

で、Kと一緒にKの家に向かうことになった。
俺はチャリで、KはバイクだったからいちいちKが止まっては
俺が頑張って追いつき、またKが走りだす、というくり返しだった。

で、着いた。そして俺は驚いた。
高級住宅街の一角に、門のある家があった。ネタじゃないぞ。
庭園つきの家ってドラマにしか無いと思ってたが、まさか実在するとはと思った。

その頃はもう知り合って半年ぐらいだったし、Kの振る舞いから金持ちそうだなとは
予想がついていたけども、ここまでとは思わなかった。


19:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:25:46.42 ID:ar1i88Rd0

「まぁ上がってってwww」
Kは砂利道にバイクを乗り捨てて、そのまま2階にある玄関(玄関が2階?)
に上がっていき、ドアの横にあった2Lのコーラをかっさらってった。

家に入ると、吹抜があって(あれここ2階だよな?)と下を見ると、1階がリビングのようだった。
「俺の部屋あっちだけど、今日は地下で遊ぶぞwww」とKが言うので
俺も後ろをついていく。

1階に降りて、ガレージに繋がる扉を開けると、ホコリっぽい通路を経て
地下室につながってた。親のワインセラーとかがあるところらしい。
途中の通路の本棚に、JUMPがずらーーーーっと並んでてビビった記憶がある。


21:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:27:22.68 ID:X+Ime6+z0

金持ち羨ましいわ


22:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:27:55.17 ID:ar1i88Rd0

地下室にはプロジェクターとゲーム機が大量にあった。
途中でKが携帯で家の中に電話かけて、お手伝いさんという人に
お菓子とか飯を持ってこさせながら、地下室で遊んだ。
プロジェクターでゲームすると、まるで映画館を占領してるかのような
(実際座ってるソファがふかかだったし)感覚で、あぁこいつは俺たちとは
違う身分の人間なんだなと実感させられた。

で、ゲームに飽きたころにKが
「Oの好きな人教えろよーwww」と定番の流れになった。


23:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:30:45.53 ID:o3hmedVp0

マンガの世界かよwww


24:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:31:45.13 ID:bycyCX7UO

金持ち裏山


25:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:32:17.76 ID:ar1i88Rd0

で、俺はその時に好きだったAちゃんのことを正直に話した。
「ほーwwwwまじかーwwwえ?それでそれで?wwww」とKは
とにかく人の話を楽しそうに聞くので、自分もついつい色んなことを漏らしてしまう。

「じゃあ強力な助っ人呼んでやるよwwww」とKがメールをし始めた。
Kがメールするのが珍しかった。Kは基本的に人に電話番号しか教えないので
Kがメールを出来る相手ということは、特別な人、もしかして彼女かな?と思った。


26:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:36:02.69 ID:ar1i88Rd0

しばらくして、玄関のチャイムが鳴った。
Kが「ちょっと連れてくるわーwww」と言って地下室から出てく。

その後、ドタドタとKが降りてきて、その後ろに続いて女の子が来た。やっぱり彼女かな?と思った。
茶色いコートに、黒いタイツでかなり上品な印象を受けた。というか可愛かった。
Kが普段絡んでる女子とは比べ物にならないというか、比べるのが失礼と言ってもいいぐらい。
まず、属性が違った。そう、清楚系。俺はこういうのを求めてたんだよ!とテンションが上がる。

「え?彼女?」と聞くと、Kが
「そうだよーwwww」とソファをもう一つ出しながら答えた。

「違いますよー、やめてってーw」とその子がクスクス笑った。
「え?違うの?wwwショックだわーwwww」とKも笑ってる。

なんだろう、女友達かな?と俺は思った。


27:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:39:16.51 ID:ar1i88Rd0

「こいつAちゃんが好きなんだってさwwww」
いきなりKに俺の秘密が暴露された。

「え?ほんとですかー、私、Aちゃんと仲良いですよ~」とその子が話しかけてくる。
すごく上品な喋り方で、笑うときも手を当てて静かに微笑むのが印象的だった。
ぶっちゃけAちゃんよりも好みだった。

「マジこいつのネットワーク最強だからねwwwwしかもこいつめっちゃ金持ちだからねwwww」
とKがはしゃぐ。

え・・・?この人がめっちゃ金持ち?じゃあこの家は?俺は混乱した。
しかもこの子否定しない。ただ「ふふっ」って笑ってる。何この余裕。
やべえマジ異世界。もしかしてお嬢様って奴じゃね?と俺は判断した。


30:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:42:31.05 ID:NN55Qw6i0

マンガみてぇだな


31:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:43:55.43 ID:ar1i88Rd0

3人ともソファに座ってお菓子とジュースを食べながら談笑タイムに入っていた。
とりあえず、俺はこの子が協力してくれるらしいので(黒タイツだったので名前を黒タイツにしておく。)
洗いざらい吐くことにした。その途中にKも
「えー?wwwそれ聞いてなかったぞーwwwwマジで?wwwうおおww」と合いの手を入れてくる。
Kが会話に参加していると、話すのが苦手な俺でもすごくスムーズに言葉が出てくる。
多分Kは単純に明るいバカな奴ではなく、素で頭がいいタイプの奴なんだと思う。

黒タイツは真面目に話を聞いてくれて、後日AちゃんとKと俺の4人で遊ぶのはどうかと提案してきた。

「Aちゃんの連絡先は持っているんですか?」と聞かれたが
「いや・・・てか会話したことないし、見た目が・・好みで・・ごにょごにょ」と口ごもる俺。
「じゃあ俺が聞いてやるよwwww」といきなりKが立ち上がった。


29:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:41:31.18 ID:bycyCX7UO

金持ちだらけ


32:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:47:14.46 ID:ar1i88Rd0

>>29
俺も一応、遠くの進学校に通わせてもらってるから
裕福な方ではあると思ってたが、それでもこいつらは異次元すぎた。

「いやぁ、自分で聞くよ」と俺が制したが
「じゃあ明日学校で一緒に喋りにいこうぜwww」というので承諾した。

帰り道はKが黒タイツを家まで送ってから行こうと言ったので
Kと黒タイツは歩きで違う方面に向かっていった。
俺はそのままチャリで帰宅した。


34:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:50:28.50 ID:ar1i88Rd0

次の日、気づくと俺はAちゃんのメアドをゲットしていた。
Kと一緒にAちゃんの教室に行き、部活に行く前のAちゃんを捕まえてひたすらKがマシンガントークをかまし、俺にメアドを握らせた。まさに神業。

俺とKは帰宅部だったのでそのまま帰った。
帰り道の途中でKに誘われて、そのままKの家にあそびに行った。
あんまり友達と遊ぶことがなかったので、おばあちゃんも俺とKが仲良くしてることにかなり喜んでた。

今回は地下室じゃなく、Kの部屋だった。
俺んちのリビングぐらいあった。色んな賞状とかトロフィーが大事に飾ってあった。
コンサートホール?みたいなところでちっちゃいKがピアノ弾いてる写真も額縁に飾ってあった。


35:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:52:26.78 ID:ar1i88Rd0

「今日泊まってけよwww」と言われ、泊まることにした。
スウェットとか(ユニクロとかじゃない、スポーツメーカーの高級そうなスウェットだった)を借りて、やたら水の勢いの強いシャワーを浴びて、寝ることに。

ベッドの横に布団を引いても、全然スペースが余ってて、なんだか落ち着かなかった。
その晩は俺がAちゃんとメールしてるのをKがずっといじってきてた。

で、Kも終始女子と電話してて、お互い眠くなってきたのでそのまま就寝した。


37:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:56:57.48 ID:ar1i88Rd0

まぁ数カ月ぐらいAちゃんとメールして、4人で遊ぶ約束を取り付けることに成功した。

作戦会議と称して、また地下室に集まりお菓子とか(ケーキが2個も出された)を食べながらどこで遊ぶかなどを考えた。黒タイツがほとんど仕切り、ここが良い、ここなら盛り上がるという意見を参考にしながら、そのコースで遊ぶことになった。

遊ぶ前日、俺もそろそろ新しい服を買いに行こうかなと思い電話でKを誘った。俺はあまり服屋に詳しくないのでKについていくことにした。

で、Kと一緒に街をブラブラしていくと、「こことかどう?」と言われ入ったところがバーバリーだった。
「いや、俺こういうのじゃなくて・・・」と言うと普通のカジュアルなショップとかも連れてってくれて、Kがタダの金持ち野郎ではなくいろいろと流行に精通してるお洒落さんなのだということも分かった。


38:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 21:59:21.90 ID:ar1i88Rd0

で、AちゃんとKと俺と黒タイツの4人で遊び、その日にAちゃんの電話番号も手に入れた。

1週間ぐらいAちゃんとちょくちょく電話してると、ある日突然告られた。
マジでいきなり告られてビックリした。
いきなり、という訳ではないが、雰囲気的に付き合うことになったのは確かだった。

ということをKに報告すると
「おーwwwwwまじか!!www彼女ゲットじゃんwww」と大喜び。
これで俺もひとまずは充実した学校生活が送れるなと安心した。


39:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 22:01:11.31 ID:mKV6BFWy0

楽しそうな高校生活だなw


41:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 22:03:15.75 ID:ar1i88Rd0

それでAちゃんとは1年ほど付き合った。
何か良いことがある度に、とりあえずKには惚気話として報告しといていた。


まぁK自身がイケメンなので余裕があるせいか、俺がどんな話をしても
「え?すげーなwwwwおー!羨ましいぜ!www」と口ではいろいろ言ってもなんだかんだ女には困ってなさそうな感じだった。

けど、Kが彼女とか、そういう特定の子っていう関係を持ってるって話はほとんど聞かなかった。
疑問に思った俺は、何回もKに「彼女いないの?」と聞いたが
「いやーwww欲しいよねーwww彼女ww」と濁すばかりだった。


42:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 22:06:19.53 ID:ar1i88Rd0

でもある日、いつもみたいに地下室で遊んでると突然Kが宣言した。
「よし決めた!彼女作るわ!なんかお前楽しそうだし、俺もつーくろっとwww」と言い出し「彼女!彼女!」と言いながら、普通にいつもどおり色んな女子に電話してた。

で、半月後、ほんとにKに彼女ができた。あっさりできてた。
なんというか、見た目はすごく可愛いんだけども、性格がきつそうな子だった。
雰囲気が人を寄せ付けないというか、大人っぽいけども、自分が可愛いのをわかってて、ちょっと他の子を見下してるような・・・そんな感じ。

でもKといるときは全然そんなことはなくて、普通に笑ったりいちゃついたりしていて
改めてKというイケメンの力を思い知ることになった。


45:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 22:10:53.07 ID:ar1i88Rd0

Kと俺はしょっちゅう一緒に遊んでたので、Kがよく彼女と電話してることもあったがふと疑問に思った俺はKにあることを聞いてみた。

「Kは彼女のメアド持ってるの?」

「え?wwwwあー・・・そういうや持ってねーなwww」といつもどおりKが笑い返してきた。

「いやいや、彼女なんだから流石にメールしないの?」

「え?電話のほうが楽しいっしょwwwそれに学校で会えるしwww」と言われ、まぁ・・・そうかなと思いかけたが俺は黒タイツの存在を思い出した。

「じゃ、なんでKは黒タイツだけメールしたり電話したりするんだ?」

一瞬、Kが普段のような笑顔ではなく、無表情になった。
なまじ顔が整っているだけに、いつもと違うKの表情に俺はびびった。
何か触れてはいけないことに触れたような、でもいつもはそんなこと聞いても気にしないのに今日だけは違う気がした。

しかしその後
「あーwwwwなんだろねwwww」といつものKの調子で言われ、俺はそれ以上何も聞かなかった。


46:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 22:15:56.54 ID:ar1i88Rd0

Kは彼女によく俺の話をしていたみたいで、ある日Kの彼女に学校で話しかけられた。

「Kと仲いいよね?」

可愛い子に話しかけられると、彼女がいてもつい俺はキョドってしまう。
やっぱりKがいないと、普段通りに話せないような感じがした。

「うん、そうだよ、割りと」

「うちさ、Kと別れようと思ってるんだよね・・・」

「!?」

この子はどうやらあのイケメンを手放そうとしているらしい。
友人として、このイヤ~な感じの雰囲気をどうにかするために
俺はとりあえずそれから彼女(以下Bちゃん)の相談に乗ることにした。


48:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 22:19:50.45 ID:ar1i88Rd0

しかし、このBちゃんがまた、ビッチのBだった。
俺が熱心に話を聞いてるうちに(と言っても話し下手なので
聞くことしか出来なかったからなのだが)
Bちゃんは他の男を好きになった話だの、えぐいシモネタだの
とにかく、俺の耳に痛いような話ばかりする女だった。

俺は迷っていた。こんな女ならKは別れたほうがいいのでは?と

でも、Kもあれから適当な女の子とつるんだりナンパまがいのことをしたり、そういうことを一切しなくなったので、仮にこの子がビッチでも彼の甲斐性で何とかなるんじゃないかと期待してる部分があった。


50:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 22:23:07.55 ID:ar1i88Rd0

だが、当時の俺もどうにかしていた。
Bちゃんはあいにく、顔は可愛いしスタイルも良いので普通に放課後教室に残って話してるだけで結構満足していた部分があった。

時にはAちゃんから一緒に帰ろうと誘われても、それを断ってBちゃんの相談に乗ったりしていた。Kの為、と思いながらもどこかでAちゃんに飽きはじめてて、いつもと違う状況に身を置きたい自分がいた。


52:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 22:26:34.58 ID:ar1i88Rd0

Bちゃんとメールをする機会も多くなっていた。
時には夜遅くまで長電話をすることもあった。

多分、AちゃんとBちゃん、過ごしてる時間は同じくらいになっていた。
Aちゃんもそれに感づき始めたのか、あまり俺と積極的に遊ぶことは少なくなってた気がする。

で、ついに俺の人生を狂わせるきっかけが始まった。

Bちゃんから、今度一緒に二人で遊ばない?と誘いのメールがきたのだった。
俺は迷った。いつも俺は自分の話はほとんどしていない。
Bちゃんは俺に相談をしにきてるだけだった。Kが○○してくれないとか絶対他の子と遊んでる、といったものから、自分の友達の愚痴やら
家のことやら、とにかくBちゃんはかなり俺に信頼を置いていた。
だから、外で会って話を聞くのも、問題無いだろうなと考えていた。


55:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 22:26:34.58 ID:ar1i88Rd0

結局、Bちゃんと遊ぶ約束をしてしまった。

いつも俺とKがぶらぶらしてる繁華街をBちゃんと一緒にうろついた。
一緒に飯食ったり、ゲーセン行ったり、喫茶店に寄ったりした。
普通にカップルのするデートと何も変わらなかった。

話し下手の俺も、その日はかなり饒舌になっていたと思う。
なんというか、彼女がいながら別の女の子と遊べている自分に
余裕さを感じていたというか、まぁそんな感じだったと思う。

で、帰り際にBちゃんが俺の手を繋ごうとしてきた。
ここまでならまだ引き下がれそうな気がしていた。

でも結局、俺はBちゃんと手を繋いでいた。


76:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:34:30.84 ID:ar1i88Rd0



まぁ、そっからBちゃんとの浮気が始まった。
多分途中からAちゃんには気づかれてただろうけど
何も言われなかったから、俺はそのまま続けた。

事が起きたのは、Kの家で遊んでる時だった。

KがいつもみたいにBちゃんと電話してると

「おーい、Bがお前に変われだってさ」と言って電話を渡してきた。
すると
「一緒に遊んだこと言ってもいい?」
と受話器越しから声が。


77:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:36:28.67 ID:Uo8da8ep0

なるほど、でAと別れさせ、Kと付き合うように二人で仕組んでたのか!


79:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:36:41.44 ID:ar1i88Rd0

冷や汗がいっきに拭きでて、胸がさーっと冷たくなった。
足元の感覚も無くなったかもしれない。
(え、こいつ何言ってるんだ・・?) まさにこんな状態だった。

でもBは気にせずに
「てかさ、あれ浮気だよね?Aちゃんとまだ付き合ってるでしょ?」

と言い出す始末。本格的に終わったと思った。
俺の1年半、積み上げてきたものが壊れる予感がした。

Kをちらっと見ると、こっちの様子には気づいてない。

俺も電話越しで「あぁ」とか「うん、まぁ」しか言えない。


80:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:38:33.44 ID:ar1i88Rd0

「うちと付き合って」

へ?

「Aと別れて、うちと付き合ったら黙ってるから、付き合って。」

あー・・・、このパターンか・・・死にてぇと思った。
「今度、ちゃんと聞くわ!」とだけ言って俺は電話を切った。

Kが
「なんて?ww」と言ってたが、俺は何も言えなかった。
とりあえず、後日またBと会うことになった。


83:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:41:27.07 ID:NN55Qw6i0

相談しているうちにKより優しい>>1に情が移ったんだろ


84:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:41:48.73 ID:ar1i88Rd0

後日、Bと会った。

学校の近くの施設だから、同じ高校の奴もそれなりに通る。
わざわざこんなところに呼び出されて、俺はいつ知り合いが通るのではと
気が気でなかった。話を早く終わらせたかった。できれば穏便に終わらせたいし
普通なら「うはww俺モテモテwww」と喜ぶ場面なんだろうが
その時の俺は罪悪感とプレッシャーと悪い予感で押しつぶされそうだった。

とにかく体の中が氷みたいに冷えるような感覚だった。
でもBは全然気にしない様子で
「決めた?」と言ってくる始末。

「てかね、Oって他の人と違って優しいと思ったから、好きになったんだよ」
と勝手に喋りだし始める。ほとんど耳に入って来なかった。


86:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:44:50.63 ID:ar1i88Rd0

「なんでKに言うのさ、俺相談乗りに行っただけだよ?」
となんとか反撃してみようと思ったが
「違うでしょ。だって手つないだじゃん」
と言われ、俺は何も言えなくなった。

「Kには言わないで・・・」
それぐらいしかお願いできなかった。
最悪、Aには嫌われてもしょうがないことをした。
でも唯一の友人を裏切るようなことは・・・
それを隠すことがむしろ悪いことかもしれなかったけど
もう俺は長時間責められ続けていることと
緊張感、場所もよくなかったせいで思考力が鈍っていた。

「いいよ、付き合う」と言えば、とりあえず黙ってもらえる。
それから解決すればいい、そう思ってしまった。

俺はその日、AとKを同時に裏切った。


87:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:47:43.54 ID:ar1i88Rd0


もうどうにでもなれ、と思いながらもKには申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
その日のうちに「Kとはどうするの」とメールしておいた。
だが、次の日の朝、俺は気絶しそうな位、恐ろしいものを目の当たりにする。

返事が来ていたので、開いてみた。早朝に送られていたものだった。


「KにOと付き合ったこと言っといたから。」


目の前が真っ暗になった。頭がズーンと重くなって、吐き気がした。
というか吐いた。震えがとまらず、おばあちゃんに心配されたが
とりあえず俺は家を出た。内心、Bを恨むというよりも、ただ終わった、という感覚の方が強かった。


89:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:50:16.41 ID:ar1i88Rd0

このまま学校には行けないと思った。
とりあえず、Kに電話しようか迷った。
今ならまだ冷静に電話の相手をしてくれるかもしれない。

寒空の下、俺は震えながらKに電話した。
電話が呼び出すときの音が、これほど緊張するものだとは知らなかった。
早く出て欲しいが、できればでないでほしい、でも出てくれなきゃ・・・と焦っていると
Kが電話に出た。

「もしもし!Kか!話したいことがある、ちゃんと会って・・・」と言ったところで
電話が切られた。目の前がすーっと暗くなっていった感じがした。

もう終わりだ、ほんとに終わりだと悟った。


90:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:53:07.83 ID:ar1i88Rd0

結果的にBと付き合うことになったが、Bは何もしてこなかった。
そりゃそうだ。俺は別にBが好きじゃない。Bは俺を手に入れて満足気だったが俺は授業中も放課後もずっと一人で過ごした。誰にも会いたくなかった。
Bは可愛いが、近くにいられるだけで怖かった。というか、虚無感しかなかった。

1週間ぐらい、Kとは全く会話しなかった。廊下とかですれ違って、
俺が話しかけようとしてもKは他の奴と楽しそうに談笑しながら俺をスルーした。

でも俺はクズだった。この話がもしかしたらもっと広まるんじゃないかとビビり始めてた。
みんなが俺はKの彼女を奪って、Aを傷つけた最低な奴、と罵るんじゃないか、そう思い始めた。


91:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:56:08.72 ID:ar1i88Rd0

多分、そういう部分を俺はBにつけこまれたんだと思う。

結論から言うと、俺はBとヤった。
Bの家に呼ばれた時に、もう自暴自棄になっていた俺はそのまま上がっていた。
Kは俺をシカトし、Aはもう音沙汰無しだった。多分別れたことになっている。
きっとAの周りの子や、黒タイツもみんな俺を軽蔑してる。
もうどうでもいいや、と思った。

Bとキスしてる時も頭の中は空っぽだった。
あぁー、ファーストキスはAちゃんとできてよかった・・・でもこれから俺この人とヤるんだろうなとすごく冷静になっていた。


92:名も無き被検体774号+:2011/11/09(水) 23:57:54.29 ID:jnKaIu8J0

Oって>>1


95:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:02:51.16 ID:ar1i88Rd0

>>92
Oは俺です。


94:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:00:29.98 ID:FtmTjCMf0

Bとヤってる時は、何もかもがどうでもよくなって、それに集中出来るような気がした。
もちろん錯覚だったけど、俺はそれから何度もBとヤった。
少しずつ、Bのことも好きになりかけていた。我ながら最低のクズ野郎だったと思う。

でも、ある日、黒タイツからきたメールで俺は現実に引き戻される。
ちょうどその日もBとヤったあとで、俺は暗い夜道を歩いてる途中だった。
携帯が鳴って、取り出してみると

「明日ちゃんとKと話してください。お願いします」

とだけ書かれたメールがきてた。いつもは絵文字とか使うのに何もなくて、簡素にただそれだけ書かれていて、それが黒タイツからのメールということもあって俺は、前に味わった感覚が蘇ってくるようだった。


95:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:02:51.16 ID:ar1i88Rd0



放課後の教室に、Kと俺と黒タイツがいた。
前と似たような光景だった。
ただ、一つだけ違うのはKの様子だった。

Kの顔はいつも明るくておちゃらけたものではなく
前に黒タイツのことを聞いた時に見せた表情だった。
しかも一瞬じゃない。ずっと。まるで死ねと命じられてるような気がしてくる顔。
整っているのが逆に恐怖感を煽ってくるようだった。
Kは何も言わない。
俺も黙って席について、うつむいた。
最初に口を開いたのは黒タイツだった。


97:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:05:57.43 ID:FtmTjCMf0

黒タイツとKが横にならんで、その向かい側に俺がいた。
まるで三者面談のようだった。

「私から言わなきゃいけないことがあります。」

俺は叱られる子供のように黙ってるしかなかった。

「まず、Kは私の元彼氏ということです」

あぁ・・と思った。別に驚きはしなかった。お似合いの二人だし
そういうこともあったんだろうなとは予想がついていた。

「別れた理由は、Kが私のことを最初から好きじゃないと知ったからです」

黒タイツが淡々と語る。この話はなんだ?どういう展開に向かってるんだ?
俺はただ黙って聞いていた。


98:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:08:53.99 ID:FtmTjCMf0

すると、Kがぼそりと「おい・・・」とつぶやいた。
俺はビクリとした。Kが突然殴りかかってくるような気がした。

しかし、それは勘違いで、黒タイツが何か言う度にKが言っていたのだった。
そして黒タイツが
「Kは、私に自分が女は・・・」というところの辺りまで言いかけたところで

「やめろ!!!!!!!!!」と叫んだ。

飛び退いてイスから落ちそうになった。
放課後の誰もいない教室にKの声が響いた。
黒タイツは全然驚いた様子ではなかった。

「もう帰っていいよ。俺とOで話すから」

とだけいうと、黒タイツは「うん」とだけ言って、立ち上がって教室を出ていった。


99:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:11:38.97 ID:0/pc2gu10

シリアスな展開になってきた


100:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:11:45.19 ID:SAtI8sPf0

なんて言いかけたんだ


101:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:12:14.65 ID:FtmTjCMf0

「ごめん、いきなり怒鳴って。」

Kの表情は穏やかだったけど、いつものKらしくはなかった。

「ぶっちゃけてさー。俺、女子が好きかどうか分からないんだわ」

と、ぶっきらぼうにKがいきなり言い捨てた。
え? 俺はそう聞き返すことしか出来ない。

「というか、男とか女とか関係なく、恋愛的に好きとか、わからないんだわ。
俺さ、お前がBとヤってるって聞いたとき、ふーんって思ったけどAがかわいそうだなと思った。」
ヤってた、という部分に胸がきゅうと絞めつけられそうだった。

「でも、別にお前とBがどうなってても俺はどうでもよかった。なんでだろね、俺おかしい?」
Kの喋り方ではなかった。見た目がKでも、中身はまるで違う人のようで
俺はこれが現実なのかどうかよく分からなくなりはじめていた。
「いや、わからない・・・でも・・・ごめん」と謝り続けた。


102:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:16:34.28 ID:FtmTjCMf0

「うん、確かに彼女として接してたけど、よくわからなかった。
これって俺がいつも普通に女子たちにしてることと変わらないなーって。」

「あぁ・・・うん・・・ごめん・・・ほんと・・・」
俺はKがいつもみたいに合いの手も笑いも入れてくれないので
前みたいにどもりがちな喋り方しかできなくなっていた。

「Aのこと、嫌いになったの?」

Aの名前を出されて、俺はぐっと胃が苦しくなった。
「いや・・・ちが・・・Bが・・・うちと付き合わないと・・・その」とごにょごにょしてると

Kは机から身を乗り出して、顔を目の前まで近づけてきた。
綺麗な肌だなと思ったが、目はまるで猛禽類のようにこっちをじっと見据えていた。そして
「はっきり言えよ」と、強く、込めるような力で言われた。

俺は全部話した。


103:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:18:58.35 ID:FtmTjCMf0

Kは終始無言で聞いていた。頷きもしなかった。
ただ口に握った手を当てて、ずっと聞いているだけだった。
瞬きしかしていなかったかもしれない。いや、Kの顔はちゃんと見てなかったからわからない。

ひと通り話すと、Kがゆっくりと語りだした。

「俺と黒(黒タイツ長いので略すわ)、どういう関係だったか知りたい?」

と言われた。

「うん」

とだけ返した。

だんだん、この人形のような無表情のKに慣れ始めていた。


104:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:24:24.11 ID:FtmTjCMf0

黒がKと同じ中学校だったこと。
家が近かったから、仲良くなってるうちに一緒に通うようになったこと。
それが習慣化して、当たり前になり始めていたこと。
黒といるのは楽しかったが、他の女子と比べて特別扱いはしていなかったこと。
Kは中学もずっと色んな女子からモテて、沢山遊んでいたから
別に黒を彼女なのと聞かれても、そうではないと答えていたこと。
そして、黒がいつまでも態度の変わらないKに
「私のこと、どう思いますか?女の子として見てくれていますか?」と聞いて
「俺は女の子といて楽しいが、別に特別に誰かを扱おうとは思えない」と言われて
黒がすごく悲しみ、それでKはどうしたらいいかわからなかったが、とりあえず
慰めようと思って、気休めになるならとキスをしたこと。
そしてそれからずっと、何もないまま一緒に仲良くしているということ。

淡々と教えてくれた。


105:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:25:46.98 ID:nVC2c6Zm0

見てるよー


106:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:28:00.95 ID:FtmTjCMf0

Kは始めてSEXした相手は全然好きでもない先輩だったこと。
とりあえず女の子と仲良くなっていると、そのうちの大半は
自分と最終的にSEXがしたいのだと気づくようになったこと。
そして、それを済ませると何度もお願いし、しつこくなってくること。
そうしているうちに、とりあえず明るく振る舞うと許されるということ。
始めて俺を見たときに自分と似たようなものを感じたということ。

でも俺はKほどモテた訳でもないし、童貞だった。
一体何がKを惹きつけたのかはわからないが、俺はどうやら
そういう人によく縁がある体質なのは時々実感していた。

その日は、胸がスッキリしたような、どこか許されたような
そんな気持ちでKとわかれた。

帰りに携帯を見ると、黒からは「ごめんなさい」とメールがきていた。


107:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:32:00.69 ID:FtmTjCMf0

後日、Bに「別れよう」と告げると、あっさり別れてくれた。
あとからしったけど、俺のその時の新しくできた友達ともう付き合っていたらしい。
多分、そういう性格なのだろう。人から人に飛び移らないときが済まないような、
ようするにビッチということなんだろうけど、俺は当時まだそんな言葉を知らなかった。

Kと放課後話して以来、黒からよくメールがくるようになった。
たいていは他愛も無いメールだった。
最近どうですか、と様子を伺うメールもあったが
黒からメールが来ること自体が結構珍しかっただけに、俺は不思議だった。

黒と割りとメールをするようになって、Kの話もするようになった。
Kはなんであんなにモテるのに、あんな性格なのだろうか、本当はどんな人なのか
という話になると、「Kはそういう人ですから・・」としか返ってこなかった。


109:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:35:36.27 ID:FtmTjCMf0

正直、AとBの件は俺の心に深い傷を残していた。
女性不信というものになっていたのかもしれない。
できれば女とはこれ以上深く関わりたくないと思っていた。
でも、黒の落ち着いた様子と包んでくれるような優しさは
自分にとって癒しだった。別に異性として意識している訳ではなかったけど
黒がすごく魅力的な人で、なんでこんな人をKは・・・・と考えるようになっていた。

学校でも黒と会って話すのが楽しみになっていた。
時折、黒が他の人とあってると悲しいというか、見捨てられたような感覚になることもあった。
もっと自分を特別扱いしてほしいと思った。多分、それが嫉妬なのだと俺は分かっていなかった。

ほんの出来心で、ある日俺は玄関にいる黒に話しかけていた。
「今日一緒に帰らない?」


110:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:36:41.26 ID:25qf3u3zO

思春期って凄い


111:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:39:52.95 ID:FtmTjCMf0


「うん、いいよ」
と黒は優しく微笑んでくれた。
なんというか、安心感があった。
この人は否定をしない。ちゃんと許してくれる。
それが心地よかった。

帰り道に黒の家の方向に別れる道に差し掛かったときに
俺は黒に向い合って「ちょっと来て」とだけ言って、手をとった。

たぶんどうにかしてたと思う。なんとなく、もっと話がしたいぐらいにしか思ってなかった。
黒は何も言わないでついてきてくれた。

何も考えずに、自分の家の前まで歩いてきていた。
「ここに住んでるの?」と黒は訪ねてくる。
「そうだよ・・・・・・・上がってく?」俺の声は多分震えてた。
「うん、いいよ」
黒は微笑んだ。


112:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:42:18.13 ID:FtmTjCMf0

「ほんと、黒とかKのとこと比べたら・・マジ・・・狭いけど気にしないで」
と言って、黒をリビングに座らせた。
ちょっとお茶でもして、それから帰そうと思った。
で、おばあちゃんを呼んで予備の湯のみの場所を聞こうとしたところで気づいた。

家に誰もいない。

結構不定期におばあちゃんが俳句の会の人と
カラオケに行ったりすることは珍しくなかったが
この日は本当に偶然おばあちゃんがいなかった。
時間はまだ5時ぐらいで、帰るとしたらたいてい、8時か、その前ぐらい・・・。

急に黒を意識しはじめている自分に気づいた。


114:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:45:12.97 ID:FtmTjCMf0

リビングにいる黒はぼーっと座っていた。

「えと・・・今、おばあちゃんいないみたい。ほんと、たまたまだからw」

「ふふ、そうなんだw」と黒は警戒する訳でもなく、にこっと微笑んだ。
俺はそのおかげで少しだけ自分の中の黒い感情が浄化された気がした。

向い合って座って、自分用の湯のみにお茶を注いでおせんべいを出した。
俺はペットボトルのお茶を飲んだ。

「えーとさ・・・、なんだろ。えっと、Kってさ」と俺はまたKの話をした。
黒の前でKの話をするのが良いことなのか悪いことなのかはわからなかったが
Kの話題というのは常に自分と黒の間にあるもので、それを話さなきゃ
会話が始まらないような気がするものだった。


116:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:48:33.25 ID:FtmTjCMf0

「なんでさ、Kは黒こんなに可愛いのに、好きにならなかったのかな」

え、しまったと思った。なんで俺はこんな話をしているんだ。
黒に失礼というか、今まであまり触れなかったタブーの部分を
この状況で少し踏み込んでしまったような気がして焦った。

黒は少し寂しそうな顔をして

「私じゃダメですから・・・」とだけ言った。

その様子があまりに儚げで、否定しなきゃいけない気がした。
俺はそれから
「いやいやいや!黒は悪くないって!Kがおかしいんだよ!あいつホモだよ!きっと!」
と色々フォローして、黒はふふっと何度も笑っていた。

時間は6時ぐらいだった。

「晩飯、なんか作ろうか?それとも、帰る?時間もアレだし」

と、とりあえず聞いてみた。

黒は何も言わずにうつむいたままだった。


117:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:50:05.98 ID:O5YTCN7KO

黒に手を出すなよバカヤロウ


118:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:51:35.50 ID:uTA4eOi1O

黒いいなー


119: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/11/10(木) 00:51:53.14 ID:ro0CSUoL0

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バンバンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄


121:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:52:32.88 ID:FtmTjCMf0

「大丈夫・・・?」と俺は一応伺ってみるものの、黒は何も言わない。

しばらく見ていると、黒がぽさっとテーブルに体を倒した。
ほっぺたをつけて、髪が広がっている。
すごく官能的に見えた。一瞬、何かとんでもない衝動が湧き上がりそうになった。

この状況、黒は俺に何か期待してる、そう思った。
でも、やめろと止める自分もいた。

「あー・・・なんか作るね、帰りたくなったらいつでも言っていいよ、送るから」
とだけ言い残して、俺はキッチンに行こうとした。

だが黒に名前を呼び捨てにして呼び止められた。
振り返ると、顔はこっちに向けずに突っ伏したままだった。

何も言わない。ただ静かに時間が流れてる。俺の中で何かが溢れかけていた。


125:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 00:56:56.68 ID:FtmTjCMf0

近くに座って、顔を覗き込んだ。
いつもの黒だった。

「具合悪い?」

「怒ってる?」

「お腹空き過ぎて死にそうとか?」


いろいろ伺ってみたが、ふぅと鼻息を静かに鳴らすだけで黒は何も言わなかった。
なんでだよ、なんでそんなことするんだよ、ほんとにやめてよと悲鳴をあげたかった。

しばし沈黙した後に黒の唇が動いた。

「Kのこと、好き。辛い」


129:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:00:07.26 ID:FtmTjCMf0

俺にどうしろと・・・と言いたかったが、黒の消え入りそうな声と様子に
ただ近くで座って黙っていることしか出来なかった。

「俺に出来ることあるかな」

「無いよ」
即答された。
そして付け加えるように

「だって、Kだもん。無理」

と言って、体を起こした。
そして、こっちを見つめてきた。
見つめてきた、見つめ合っている。

俺は黒と見つめあっていた。ほっぺたの上の辺りと、唇の近くが濡れていた。
俺は黒の肩に手をかけた。


136:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:03:29.06 ID:FtmTjCMf0

両手を肩にかけて、力をこめた。
黒は抵抗しなかった。

目も薄めになって、やがて静かに閉じた。
心臓が飛び出そうだった。自分の中で炎と津波が争っているような感覚。

俺はそのまま黒をそっと抱きしめて、突き放した。

「俺でよかったらいつでも相談に乗る。
だから、Kのこと諦めるなよ・・・」と言って、最後に明るかった時のKのように
「な!」と言ってぽんと頭を叩いた。精一杯の譲歩だった。

黒はこっちを見つめながら
「O君が優しい人で、ほんとによかった、ありがとう」
と言って、微笑んだ。


137:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:05:46.10 ID:FtmTjCMf0

その後、黒を家まで送った。
帰り道はお互い何も会話はしなかった。

それから黒からメールが来ることも無くなった。

Kがすべて打ち明けてから、二人であそぶ機会もなかなかなかった。

高校を卒業して、大学受験が終わってからだった。
Kからまた非通知の電話がかかってきたのは。


138:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:07:10.57 ID:WxvzgdmEO

おれこんな高校生活しらないんだけど


139: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/11/10(木) 01:08:49.53 ID:ro0CSUoL0

>>138大丈夫
親友と付き合う高校生活なんて普通の人は知らないから


140:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:09:11.45 ID:FtmTjCMf0

久々の非通知の電話がかかってきた。
心臓が飛び跳ねそうなほど驚いた。
もしかして、Kなのでは?という思い。むしろ、Kであってほしい。
Kでない訳がない、絶対にKだ、Kが出る!そう思いながら携帯に出た。

「よう、生きてるか」

昔の喋り方から完全に変わっていたが、紛れも無くKの声だった。

「おい!!ほんと、何してたんだよ。俺何度連絡しようかと迷ったけど
なんか・・・いろいろ、電話できなかったよ!!」と言葉にもならない言葉をKにぶつける。

「来週、黒がうちに来る。Oも来てくれるよな」と誘われた。

「もちろん行く!!絶対行く!!」俺は喜び勇んでKの家に行くことにした。


141:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:13:15.08 ID:FtmTjCMf0

久々にKの家に行った。
お手伝いさんは変わってて、相変わらずKはコーラのボトルを地下に持って行き
でかい画面でゲームをして、お菓子を食った。何もかもが懐かしかった。あの頃に戻れるようだった。

久々に会った黒は、前と雰囲気がだいぶ変わっていた。
より大人らしくなって、化粧も大人びていた。
大学生になるとこんなに変わるんだなと思った。
いつの間に俺はKよりも身長が伸びていた。
Kは178cmぐらいで止まっていたが、俺はもう少し伸びていた。

「久しぶり」

Kの声はとても落ち着いていた。それだけが昔と違う点だった。
全部打ち明けて以来、Kは俺に前と同じような喋り方をすることは無くなった。
俺もKの合いの手無しでも普通に人と話せるようになった。
お互い、変わったんだなと実感した。


146:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:17:09.80 ID:FtmTjCMf0

「黒に彼氏できたんだ、知ってた?」
Kが俺にさも普通のことのように報告してきた。

俺は黒のほうを見た。あの日のことを一瞬思い出した。

「まだ言わなくても・・・まぁ、そういうことです。はいw」
と黒はふふっと前と同じように上品に微笑んだ。

きっと、あの日俺が何かしていたら、違ったのだろうか。
もしかしたら今頃黒と俺が付き合っていたのだろうか。
そしたらKはどうしていたのか。いや、きっとKは気にしないのだろう。
Kはそういう人間なのだから。と、そんなことを思案していた。

「というわけで、今日はせっかくだし、これを拝借しちゃおう」
といって、Kがワインを奥から持ってきた。

「おいおい、あと1年待とうぜww」と俺は制したが
「腐っちゃうよ、ほっといたら。気にすんなって」と言って、Kはジュースのグラスにワインを注いだ。


149:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:20:16.47 ID:FtmTjCMf0

俺と黒は手をつけなかったが、Kはぐびぐびと飲んでいく。
まるで何かに取り憑かれたかのように、2本、3本とワインが増えていく。
どれも飲みかけで、開けては注ぎ、飲み、注ぎ、飲み、とKは飲んでいく。

「引っ越す前に、泊まっていきなよ。Oも、黒も。」

酔っ払って言ってるのか、そうでないのか分からなかったが
喋り方はいつものKだった。だから、俺はその日泊まることにした。
けど、黒はどうするのか。彼女には彼氏がいる。
しかし、黒もやはりいつもの黒だった。

「うん、いいよ」とはにかみながら、承諾した。
まぁ、何かあったら俺が止めれば・・・と思いながら、3人で遅くまで遊んだ。


150:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:23:54.48 ID:FtmTjCMf0

Kは完全にベッドで死んでいた。飲み過ぎたのだろう。
俺はベッドに近いほうの布団に寝ていた。その横に黒。
「親は大丈夫なの?」と黒に聞くと
「Kの家には何回も泊まってるから、全然w」と笑った。

それだけKが信頼されているということなのだろう。

電気を消して、俺はぽちぽちと携帯をいじった。
アプリで遊んで、眠くなったら寝ようと思った。

俺はベッドに体を向けて、黒に背中を見せていた。
そして、突然とんと肩を触られてビクっと焦る俺。

「わ、ごめん。」と静かに謝る黒。
「いやいきなりだからビックリした、どうした?」と黒の方を振り向いた。


151:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:26:06.50 ID:/tQiBT6F0

北海道の高校生になればこんな生活が送れるのか


152:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:27:10.86 ID:FtmTjCMf0

更に俺はビックリした。
黒がものすごい至近距離にいたのだった。

というか振り向いたら髪が俺の手に少し触れている。
片方の手は布団の中に入っている。
多分、少し動かせば黒の体に当たるだろう。

暗闇の中に浮かぶ黒の輪郭は、とても綺麗だった。
「さっき、ちょっと飲んじゃった。ないしょにしてねw」と、てへと笑う黒。
しかし明らかに表情は上気している。素面は俺だけか・・・はぁ、とため息をついた。

「寝てください」と俺は言い捨てて、そのまま体勢を戻そうとした。
すると、手に何かが絡みついた。

え?

黒の手だった。間違えるはずもない。布団には黒と俺しかいないのだから。
後ろではKの寝息が聞こえる。何故かデジャブを感じた。


155:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:31:16.07 ID:FtmTjCMf0

「・・・っと、ちょ、いやいや」俺は苦笑いをしながら逃げようとする。
当然、すぐにベッドの縁にぶつかる。

なおも黒の手は絡んでくる。そして、黒はいじけた子供のようにぽつぽつと喋りだした。

「あのね、あの日のこと覚えてる?」

「あぁ・・・うん」

「Oのおかげでね、Kのことは、ちゃんと区切りをつけようって決めれたの。今でも感謝してるよ」

「お、おう」

「それから、ちゃんと好きな人見つけて・・・いろいろあったけど、うん、言えないことも色々あったかなw」

「そ、そうか・・・」

「お礼・・・してほしい?」

黒が色気を帯びた上目遣いをしてくる。俺の知ってる黒はこんな子じゃない!
と言いたかったが、やはり色々あったのだろう。この子も変わったのだ。


158:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:36:08.32 ID:FtmTjCMf0

なんとか冗談で済ませて切り抜けよう、と思った。
「はは、じゃあおっぱいで勘弁してやるよ」と言った。

「ん・・・分かった」と言って、布団の中で俺の手が何か柔らかいものに当たる。
わあお、これおっぱいです・・・・としか考えられなかった。

「あ、十分だ!満足した!よし、寝るか!な!」

と俺が切り上げようとしたが、黒は顔を俺の首元に近づけてきた。
そして、俺の手を更に強く胸に押し当てる。

不可抗力だ、と思った。ガンジーでも助走つけて胸揉むレベルとしか言い用がない。

気づくとブラジャーの中に俺の手が収まっていた。

こういうエロ展開はマジ勘弁してほしかった。出来れば寝たかった。

「もしかして、O君って男好き?」といきなり耳元で囁かれる。

「いやいやいや女の子好きだよ、だけど・・・今は・・・ちょっと・・・」
と言い籠もるが、なおも胸を揉む手は止まらない。


159:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:39:05.12 ID:FtmTjCMf0

「もういいからさ、やめようよ」
と言って、若干拒絶気味に俺は体を引き離した。
酔っ払ってるから多分全部忘れてくれるだろう、というか忘れろと念じながら俺は眠りについた。

それからだった。
本当に嫌なこと出来事があったのは。

2時ぐらいのことである。

何か音が聞こえる。ギシッギシッというきしむ音。
布が擦れて、液体が時々跳ねるような音。
俺は泣きそうになっていた。出来れば忘れたかった。


163:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:42:30.47 ID:FtmTjCMf0

ベッドの近くで寝てる俺は、必然的に聞かざるを得なかった。

黒とKがSEXしている。十分すぎる事実だった。
は?と思った。死ねと思った。クソビッチと思った。(ビッチという言葉を覚えた)

布団をかぶった。何もかもなかったことにして、明日の朝、普通におはようって言おうと思った。



俺が起きたのは昼前だった。
Kと黒はもう起きていて、二人とも読書をしていた。
俺はそこに何食わぬ顔で現れ「おはよう」と言った。

Kは黙って、ういという具合に片手を上げ、黒は俺に微笑み返した。
なんだ、普通じゃないか、あぁよかったと思った。
でも、そんなことはない。俺は昨日ちゃんと見ていた。


166:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:45:46.32 ID:FtmTjCMf0

俺は前日の夜にヤった人間の顔とそうでない人間の顔を見分ける能力は無いが
少なくともこのすました顔をしている黒は、昨日の夜Kとつながっていた。
激しい混じり合いではなく、静かな波のようなものだったとしても、確かにこいつらは
俺が寝てるそばでヤっていた。それだけで許せない気持ちになっていた。

黒が先に帰ったあと、俺はKに問いただした。

「なぁ」

「ん」

「お前、黒と昨日の夜、なんかしてなかったか」

「んー?うん、SEXしたよ」

まるで「あぁ、普通だろ」とでもいいたげな態度だった。


167:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:49:12.11 ID:FtmTjCMf0

「あいつ彼氏いるんだろ」

「あぁ」

「最低だよお前」

「どうして?」

殴ってやろうと思ったが

「彼氏と彼女が仲良くHしてるんだ、ちょっとくらい見逃してくれよ」

「え・・・?」

「そういうことだ」

Kは本から顔を上げずに、淡々と喋る。
俺の頭の中の怒りが、まるで風船のようにしゅううと縮んでいった。


168:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:49:58.06 ID:WxvzgdmEO

ああああああああああああああ


169:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:50:04.59 ID:7YYYOGMv0

なるほど。好きなやつが寝てる隣でヤって本当に好きかどうか自分の気持ちを確かめてたんだな。


170:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:50:27.68 ID:tFWqP95D0

最後まで行くのか?


171:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:51:58.64 ID:FtmTjCMf0

「お前、黒と付き合ってんの!!!???」
俺は身を乗り出してKに尋ねる。

「そうだよ、それがどうした。お前、昨日胸揉まされて逃げたらしいな。
ぷっ、可愛いよほんとw」

顔が沸騰するようだった。あの女全部チクりやがって・・・と思った。

「でも、でも俺なんもしてねぇよ!!」

「わーかってる、わかってる。」

「いつから付き合ってるの?」

「んー、だいぶ前かな。わからん、忘れた」

多分、あの日の後だろう。
とにかく、俺は安心した。少しバカにされたようではあったが、Kが黒を受け入れているということがわかった。


172:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:52:45.79 ID:O5YTCN7KO

ここからどうやってホモになるんだろうか?
引っ越しも気になるところ…


173:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:53:22.72 ID:Dx7oCIVI0

彼氏の真横で胸を揉ませる黒か・・・面白いな


174:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:53:28.02 ID:/tQiBT6F0

終着点見えねえよおい


176:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:56:41.96 ID:FtmTjCMf0

「じゃあ、前に言ってた、人を好きになるとかどうっていうのは?」

「わからないよ、未だに」

「え、でも付き合ってるんだろ?」

「うん」

「それって、いいのか・・?」

「いいんだよ、何なら、Oと俺で付き合ってもいい」

「バカなことを言うな!」

「いやぁほんとだよ。案外、男としてみたらどうだろうね、新しい発見もあるかもよ」

そこで初めてKが本から顔を上げてこっちを見上げた。
昨日の夜の黒が思い出された。ドキっとした。

「いやいや・・・」

「バイって知ってるだろ」

意味は知っていた。

「俺はその素質があるんじゃないかなと思ってる。
もちろん、真面目にそういう人がいて、そういう人に失礼になるかもしれないけど
俺は男も女もどちらも好きという感情においてはあまり分け隔てようとはしていないからね」

まるで昔のKのように矢継ぎ早に言葉を紡いでくる。

「だから、確かめてみたい気もする」

「それは・・・ちょっと・・・」

「もし俺がお願いしたら?」

Kの顔は無邪気な子供のような笑い顔になっていた。


177:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 01:59:28.92 ID:FtmTjCMf0

「困る・・・というか、わからない」

「分からないっていうのは?」

「いや、俺はそういうの知らんし・・・」

でも内心、俺は女嫌いな性格が染み付いていた。
AもBも黒も、女なんて・・・と卑屈になっていた。
Kならあるいは?とも少し考え始めていた。
Kの話術によるものか、それとも俺自身が・・・

「どこまで本気なのさ」

いつの間に俺はノリ気になっていた。

「どこまでだろうな、確かめれば分かる」
Kは本を閉じて、立ち上がった。


178:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:00:04.37 ID:TL//zUfx0

こわいこわいこわいこわい


180:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:02:53.25 ID:GqmI56xB0

コワイヨーコワイヨー


182:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:03:50.83 ID:FtmTjCMf0

Kは黙って部屋に戻っていった。俺もあとに続く。
Kはベッドに座り、こっちと言いたげにベッドをぽんぽんと叩いた。

「やめる時はちゃんとやめるんだぞ」と吐き捨て、俺は隣に座った。

「え、まじでするん」 まじでするのかと言いかけた途端、Kに唇を奪われた。
こう、男の口のまわりっていうのは、それなりに男臭い匂いがするはずなんだが
Kは違った。記憶をたどる限りでは、Bよりも甘い匂いがしていたような気がする。

10秒ほど唇を合わせて、Kが冗談交じりに「黒に言いつけておこう」と言い出し
「それは俺のセリフだ!!てか今のはまずいって!流石に、なんというか超えたよ確実に一線!!」
とつっこまざるを得なかった。

「しかも昼下がりに、こんな・・・・こんな・・・」もう何も言い返せなかった。

「じゃやめるか?どこまでいけるか、自分と向き合う良い機会だと思うんだけど」

Kの言葉はどこか説得力がある上に、何か自分を奮い立たせるものがあった。


183:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:05:00.22 ID:jMMvDXEU0

アーーーーー


184:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:06:27.78 ID:WxvzgdmEO

アッ――――――――――――


185:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:08:03.13 ID:FtmTjCMf0

俺はKの頭を掴んで、再度唇を奪った。
Kの首が上を向いて、くっと喉を鳴らしている。

我ながら何やってるんだろうと冷静になりながらも
自分と向き合い、どこまでいけるか・・・というKの言葉を頭の中で反芻していた。
どこまでもいってやるよ、中途半端な人間じゃない、俺は・・・と繰り返しながら
Kの首筋に鼻を当てて、鎖骨に這わせ、胸元で呼吸をする。
「脱がすのか?」

「脱がす」

俺はKの服を剥がし、肌に直に触れた。
男の体である。女のものとは全く違う。でも、不快感はなかった。
自分と向き合う。俺は女という選択肢を捨てたというより
男という選択肢を手にしたのだと自分に言い聞かせた。

二の腕を吸い、腹筋の辺りを吸い、下腹部を吸い、またキスした。


186:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:08:59.59 ID:7YYYOGMv0

俺Kと似てるな。人を好きになる気持ちがわかんね。だからどっちもいけると思う


187:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:11:18.49 ID:FtmTjCMf0

「おい」

Kは挑戦するような目付きで俺を睨んだ。

「俺と付き合うか」

「・・・ば!」バカなと言いかけたが

「俺は黒とも付き合うし、お前とも付き合う。お前も好きに女を作ればいい。」

そんな適当な真似はできないと思った。

「それが俺には一番しっくりくる。お前以上に特別な男はいないんだよ、O」

名前を言われて、ドキリとした。何が特別だ、まるで恋人ではないか。

しかし不快感は全く感じていなかった。

そのまま、なすがままにKに身を委ね、2~3時間ほどお互いに上半身を裸にして絡み合った。


188:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:12:43.33 ID:TL//zUfx0

さぶいさぶいさぶいさぶい


189:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:13:58.75 ID:WxvzgdmEO

なーんだ
黒とKは別れないのか


192:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:16:35.77 ID:FtmTjCMf0

それから、夕方前に俺とKは一緒にシャワーを浴びてテレビを見ていた。
「何度も言うけど、別に呼び方にこだわる必要はないんだぞ」

Kはニヤニヤしながらこっちを見てくる。

「じゃあ、俺は勝手に彼女も作らせてもらうし、お前と今まで通り
接するからな、それでもいいんだろ別に」

「そうだよ、今までと何も変わらない」

「でも、線引きみたいなものは・・・あるだろ」

「それはさっき超えただろ。俺たちは互いに自分と向き合って
セックスしたんだ。セックス」

「うわあああやめろその言い方は!!」

「セックス」

「うわあああ!!!」

といちゃいちゃして、結局今ではKは黒とも俺とも仲良くしている。
ただ、俺が黒に手を出したことは無い。なんというか、未だにそれも線引きだと思っている。
俺が彼女を普通に作っても、Kは別に気にしない。
もちろん彼女がそういうKに理解を示すとは思えないから、俺から彼女を手放してしまうのだけど。
心のどこかげ、Kと黒、どっちも人間として好きになっている自分がいることは否定できない。
一部誇張・脚色はあったものの、自分の人生に華を持たせてくれたKと黒の出会いに心から感謝したい。

あと、このスレはまとめブログに載せないで欲しい。ささやかなお願いである。
ここまで聞いてくれてありがとう、寝るまで少し雑談に付き合ってもよいぞ。


193:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:18:31.45 ID:tHQk2BQo0

引っ越しってなんだったの??


195:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:19:42.06 ID:FtmTjCMf0

>>193

俺と黒が一人暮らしを始めるから引っ越す予定だった

Kはもうひとつマンションあるからそこに済む予定だった

今は各自バラバラに住んでる


194:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:19:23.99 ID:Ws3zyCwX0



なんか不思議な関係やね
1はKのこと実際どう思ってんの?


196:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:20:38.87 ID:FtmTjCMf0

>>194

好きだよ。親友であり、時に心と体を満たしてくれる恋人であり、良き理解者。


198:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:23:26.04 ID:tHQk2BQo0

黒はKがバイってことは知らねーのかよ!?


201:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:24:34.01 ID:FtmTjCMf0

>>198
知ってるよ
あのあとすぐに「俺とOとHした」って話したらしい。
でもKだしいっかwと笑って済ませた。俺と黒でKの面倒を見てる一面もある


203:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:30:21.19 ID:tHQk2BQo0

>>201
奇妙な関係だなwww
五年後の3人の関係はどうなってんだろなー


204:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:31:51.23 ID:FtmTjCMf0

>>203

どうだろうなw
Kは「結婚すっかー!黒ー結婚すんぞー!」って言ってるけど
黒は「はいはいw」って感じだし、多分俺が独身で
黒とKに養ってもらわれてそうな悪寒


199:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:23:33.92 ID:CR4f/v+t0

うーん…セフレ?みたいな感じ?


202:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:28:28.61 ID:FtmTjCMf0

>>199
どうだろ・・・セフレってセックスの為だけって考え方じゃないかな。
それだったら今のカップルでもセフレと呼んでもおかしくないような人もいれば
セフレと呼んでもすごく愛し合ってる人たちもいるだろうし。
呼び方にはほんとはこだわらないんだけど、線引きという意味では大切だろうから
彼氏・彼女と呼んでいる。区別しやすいしねw


200:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:24:11.32 ID:7VgoLQ5O0

Kは前から>>1の事が好きだったのか
それを黒は知ってたって事…?
黒はKと>>1が付き合う事になった事についてはどう思ったのか気になる


202:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:28:28.61 ID:FtmTjCMf0

>>200
いや、Kは誰も好きになっていないし、誰かを特別視しようとしてる訳でもないと思う。
ただ今までの人生を振り返って、俺と黒が一番身近にいたんだってことじゃないかな。
黒は別に気にしてなかったよ。俺との付き合いも長いしw


206:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:34:29.78 ID:FtmTjCMf0

さてもう寝るわ
駄スレに付き合ってくれてありがとう ノシ


207:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:36:23.43 ID:7VgoLQ5O0

乙!
面白かった!
お前のせいで寝不足だwww


208:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 02:40:08.53 ID:tHQk2BQo0

>>1乙!!


結局最後まで付き合っちまったぜ!!!!ノシ


210:名も無き被検体774号+:2011/11/10(木) 04:33:38.00 ID:4+epckbbO

腐女子だけど
いや~よかったわ~

1乙




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[ 2011/11/11 12:00 ] VIP | TB(0) | CM(3) このエントリーをはてなブックマークに追加
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[ 2011/11/11 14:02 ] [ 編集 ]
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